小野木学　作家略歴

大正１３年（１９２４）　１月１３日、東京・杉並区に生まれる。
昭和２８年　第１７回自由美術展に「民話」入選。大村連、加藤一らとグループ金曜会を結成。
昭和３０年　第１９回自由美術展「説得」出品。
昭和３１年　村松画廊で第１回個展を開催。村松画廊で第２回個展。
昭和３２年　第２１回自由美術展「木馬と少年」、佳作賞を受け、会員に推挙される。
昭和３３年　第２回シェル美術賞展に入選、佳作賞。第２２回自由美術展「装馬」「かほ」
昭和３４年　村松画廊で第３回個展。第２３回自由美術展「戦史」。シェル美術展出品、２等賞をうける。
昭和３５年　秋山画廊で第４回個展。第４回安井賞展に出品。
昭和３６年　渡欧。第２５回自由美術展「ユニコーン」。
昭和３７年　渡欧。第２６回自由美術展「普通の風景」１、２。駿河台画廊企画展に出品。
昭和３８年　秋山画廊で第５回展個展。自由美術協会を脱会。グループ金曜会を退会。
昭和３９年　第６回現代日本美術展コンクール部門に「普通の風景」入選。秋山画廊で第６回個展。この年、埼玉県熊谷市駅前の藤間病院に砂岩によるレリーフの壁画装飾「生成」を制作する。
昭和４０年　椿近代画廊で早川重章との二人展。秋山画廊で第７回個展。
昭和４１年　秋山画廊タブローによらない作品展に出品。
昭和４２年　秋山画廊で第８回個展。
昭和４３年　秋山画廊で版画展。第６回東京国際版画ビエンナーレ展に「風景―ＲＯ」「風景―Ｙ」出品。
昭和４４年　秋山画廊で第９回個展。この年、第８回リュブリアーナ国際版画ビエンナーレ展に出品、ユーゴスラビア買上げ賞。この年、アメリカ、シンシナティ美術館に作品収蔵される。
昭和４５年　アメリカ、ロックフェラー財団に作品収蔵される。自作絵本『片足駝鳥のエルフ』（ポプラ社刊）により第１９回小学館絵画賞をうける。
昭和４６年　第七画廊で第１０回個展。ギャラリー・ムカイで版画による個展。ブリュッセル現代日本画展に出品。
昭和４７年　東京国立近代美術館に版画「風景（点）―Ａ」「風景―７０６」「風景―Ｓ．Ｈ．Ｉ」購入収蔵される。ポンベイ現代日本版画展、ワルシャワ現代日本版画展にそれぞれ出品する。雑誌『群像』の装幀を年間担当する。第七画廊で第１１回個展。
昭和４８年　横浜市民ギャラリー・今日の作家展に出品。みゆき画廊で版画による個展。
昭和４９年　第七画廊で第１２回個展。くぼた画廊で第１３回個展“小野木学の軌跡”開催。横浜市民ギャラリー・今日の作家展に出品。アテネ画廊版画グループ展“伍人”に出品。メキシコ現代日本版画展に出品。第６回日本芸術大賞候補にあげられる。
昭和５０年　第七画廊で第１４回個展。九州サン画廊（久留米市）作品展に出品。ギャラリー・ココ、スルガ台画廊のグループ展に出品。大分Ｏ．Ｂ．Ｓ美術サロン作品展に出品。この年、文化庁、熊本県立美術館に作品収蔵される。
昭和５１年　スルガ台画廊のグループに出品。ベルギー・ゲント現代日本版画展に出品。イタリア・フェラーラ現代版画展（南天子画廊企画）に出品。
８月２４日、東京・千代田区九段坂病院において死去。